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8・26佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」で対戦する佐藤光留とエル・デスペラードが、早朝船上会見を開催!釣り対決が前哨戦!?

8・26佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」で対戦する佐藤光留とエル・デスペラードが、早朝船上会見を開催!釣り対決が前哨戦!?

8月26日に神奈川・富士通スタジアム川崎で、今年も開催されるニコプロpresent佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」(第1部:15時〜17時、第2部:18時〜20時)の第2部メインイベントで行われる佐藤光留vsエル・デスペラードの記者会見が、7月28日に行われた。

早朝5時30分に神奈川県・新山下埠頭に集合した両選手とマスコミ陣は、会見場に移動するため、アイランドクルーズの船に乗り込む。しかし、この船は釣り船だったため、光留とデスペラードは“前哨戦”として釣り対決をすることに。
約3時間に及んだ釣り対決の釣果は、光留が二匹でデスペラードが0匹。前哨戦は光留が勝利し、メジャーに一矢報いた格好となった。

その後、決戦の地である富士通スタジアム川崎のある川崎沖周辺に船を止め、工場地帯を背景に、正装に着替えた両選手が強烈な日差しが降り注ぐ船上で記者会見を行った。
まず最初に光留が今回、4年連続4回目となる富士通スタジアム川崎大会を開催するにあたり「そこそこの興行で終わることも出来たと思うが、そんな“こなす”感じでいいのか?」という思いを抱いた頃、愛聴している『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が東京ドームでライブをやることを知り、「もしかして自分も挑戦してもいいのか」と思ったという。
さらに3月に新日本プロレスが主導の『ジュニアの祭典』が開催されたこともあり、光留も川崎大会でジュニアの頂点と対戦してもいいのではという思いが湧き上がり、新本プロレスに自ら書いた企画書を提出した末に、デスペラード戦が決定したことを説明。「自分で動いて、自分で掴み獲って、富士通スタジアム川崎という屋根もない、イスもない興行に……ただ夢だけある! たった1日だけ夢を見る興行に生きていこうと決めた」と語った。

まだ全カード発表出来ていない状況だが、様々な事情でカード決定が難航しているが、それでも「デスペラード選手は世界で一番のジュニアだと思っています! でも負けるつもりはないです。自分のテリトリーに引き込んでいる訳ですから。当日は感謝の意味も込めてバチバチにいきたい!」と語るようにデスペラードとの対戦に向かって、興奮しながらも不安な毎日を生きているという。
一方のデスペラードは光留と最初に出会ったのが、同じ場所で釣りをする際だったことから、光留とは“絆のようなもの”を感じ、いろいろなものがつながっているという。光留が言う“自分の夢”という点に関しては、自らも2023年上半期は好き放題に言い続けて、世界中をプロレスで渡り歩いてきた自負はあるが、あくまでも会社{新日本プロレス)があった上でのことだという。

しかし光留はすべて自分で切り開いてきて、自らこういう大きな舞台も用意してきただけに「そこに大きな違いがあります。僕は佐藤選手に憧れています」とまで言ったデスペラードは、「この人が用意してくれたステージ……どんなデタラメなことが起きても、会社が用意したステージだったとしても、そこでやり続けてきたことは自分の中で生きています。自分のキャリアや経験は佐藤選手に及びませんが、自分が経験してきたものをすべてを持って川崎のメインに立ちます。どんなことが起こるか分かりません。でも佐藤選手が言うバチバチ……この誕期が意味することは、僕はハードヒットの会場でも見て来たんです。腹決めてリングに上がって、佐藤さんとシングルマッチをします」と、光留戦に向けた胸の内を語った。

質疑応答で「一番最初に“富士通スタジアム川崎で佐藤光留とシングルマッチ”と聞いたときの心境を聞かれたデスペラードは、「あのステージに俺が立てるのか、というのが第一の感想でした」と返答。デスペラードが見ているのは新日本プロレスだけではなく、会社も追い切れていないようなプロレス、佐藤光留が毎年開催してきた川崎大会もチェックしてある程度は知っているが、「ドキドキワクワク」の楽しみが大きいという。
一方、光留は自分の興行に引っ張り出すことに成功したデスペラードが、最近様々な団体で活躍していることに関して「変な言い方だが“デスペラード大喜利”になっている。“うちじゃこう使うぞ”みたいな。でもプロレスとして1vs1で闘うのに“何か違うぞ”って思う。素のままの佐藤光留と闘うだけでほかと違う。屋根もイスもない、レフェリーがダメって言わなければ川崎全体が会場。そこにデスペラード選手を引き込んで、連れ込んで灰になるまでプロレスやりたい」と語り、ほかと比べるつもりはないという。

報道陣からの質問が尽きたため、光留はTwitter、デスペラードはインスタライブを通じて、ファンからその場で質問を募った。「試合時間、どれぐらいで決めたいですか?」という質問に対し、デスペラードは「楽しんでから」、光留は「変な話、熱狂が生まれなかったら、早くても遅くてもプロレスをやる意味がない。どんなにお金儲けたって、自分が満足出来ない生き方をしていたら全然幸せじゃない。幸せになる時間までいっぱいいっぱい連れ回したいし、跳ね返したい」と回答。
「デスペラードに勝った先に見据えるものは?」という質問に対し、光留が「新日本プロレスは間違いなく日本のプロレスの中心だが、自分が求めているのは新日本に上がりたいではなく、デスペラードと闘いたいだった。だから勝とうが負けようが、これを足がかりにと見据えるものはない。これがスタートで、これがゴール」と答えると、デスペラードも「僕が普段、外の選手とやりたいと言っているのと一緒。その人とやりたいから名前を出すのであって、勝ったあとに何があるとかは考えていない。その大会事態が楽しければOK」と付け加えた。

大会名にもなっている“夢”を聞かれると、光留が「いろいろな選手が“夢を叶えるために”とか“夢の○○”とか言っていたが、変な話、それがプロレスの中に入り込み過ぎて空々しく聞こえているのが嫌だった。夢を叶えるためには同等かそれ以上の現実が必要だって、よく言っていたんですけど、いつしか夢を口にするんだったら現実を…じゃなくて、現実だけをずっとやっている自分に気付いた。エル・デスペラードと富士通スタジアム川崎のメインでシングルなったとき、久しぶりに夢を見て震える感覚になった。今の夢はこの試合だけ!」と言うと、デスペラードは「夢の先にまた夢があるってこと。言ってることが変わってるって思っても全然いいんじゃないんですかね。だって、そのときそれがやりたいんだから! しょうがないです」と応えた。
最後に光留が「夢って比べるものじゃないですよ。自分の中にあって、自分の中で完結するものなので。いま自分の思っていることを、外から何か言われてももう気にしなくていい」と言って記者会見を締めくくった。

ニコプロpresents佐藤光留自主興行「変態は夢を見た」
日時:2023年8月26日(土)
第1部:14時開場/15時開始
第2部:18時開始
会場:神奈川・富士通スタジアム川崎
主催:ハードヒット実行委員会(代表・佐藤光留)
協力:ニコニコプロレスチャンネル

<既報カード>
【第2部】
▼メインイベント シングルマッチ 時間無制限1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs
エル・デスペラード(新日本プロレス)

▼”2代目”阿部史典発掘ランブル
〈参加決定選手〉
阿部史典(フリー)
藤田ミノル(フリー)
松澤さん(フリー)
田馬場貴裕(IMPACT)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
松本浩代(フリー)
雪妃真矢(フリー)
真琴(フリー)
vs
ZONES(Evolution女子)
サニー(Evolution女子)
Chi Chi(Evolution女子)

【第1部】
▼ダークマッチ(14時開始)
「2」(パンクラスイズム横浜)
vs
花畑正男(フリー)

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