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ニコプロpresents「ROAD 2 KAWASAKI」立花誠吾とのダークマッチ権争奪ランブル

ニコプロpresents「ROAD 2 KAWASAKI」立花誠吾とのダークマッチ権争奪ランブル

ニコプロpresents「ROAD 2 KAWASAKI」立花誠吾とのダークマッチ権争奪ランブル
日時:2024年7月12日(金)
開場:19時00分
開始:19時30分
会場:東京・東京ZOO
観衆:33,231人(主催者発表)

ダークマッチ シングルマッチ(途中から2カウントルール→1カウントルール) 本戦開始まで1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)
8分36秒 ジャンピング・ハイキック→片エビ固め
X=2(フリー)
メインイベント 立花誠吾とのダークマッチ権争奪ランブル 時間無制限1本勝負
斎藤拓海(花鳥風月)
43分31秒 首固め
塚本竜馬(フリー)
①○全選手(22分21秒 OTR)透明人間●
②○前口太尊(23分10秒 タイソンスプラッシュ→体固め)田馬場貴裕●
③(23分30秒 レフェリーへの暴行→反則)前口太尊●
④○塚本竜馬○斎藤拓海(24分55秒 二人を同時フォール→体固め)KURO-OBI●セレジェイラ●
⑤○斎藤拓海(43分31秒 首固め)塚本竜馬●
※8月25日富士通スタジアム川崎大会のダークマッチが立花誠吾vs斎藤拓海に決定。
【入場順】
①塚本竜馬(フリー)
②透明人間(当日参加)
③斎藤拓海(花鳥風月)
④セレジェイラ(Magic Box)
⑤田馬場貴裕(IMPACT)
⑥KURO-OBI(トライフォース柔術アカデミー)
⑦前口太尊(飯伏プロレス研究所)

ダークマッチでは主催者の佐藤光留が“当日発表”のXと対戦。Xは8・25富士通スタジアム川崎大会を欠場するため、この日の興行をやることになった“元凶”である2。例によって2がカバーしてもカウント2のところでカバーを外して2アピールをしてしまうことに気付いた2が、レフェリーの佐野直に「2カウントルール」を提案。佐野レフェリーが「主催者がOKだったらいいよ」と言うと、光留を強引に頷かせた2は丸め込むが、結局カウント2で離してしまうために、2カウントルールでも一生勝てない。ならばと同じ手で「1カウントルール」を要求したが、強引に光留を頷かせた2は意気揚々と2突きを見舞って行くが、ジャピングハイを返した光留がそのままカバーしてカウント1で勝利した。

試合を終えた光留は「本日は実家プロレスの2倍のお客さんがこの会場に訪れました。正直言いまして、会場費がいま以上に安く、また川崎球場に出られるということで全員のギャラを本格的にダンピングしたところ現時点で黒字が出ております」と言って挨拶をすると、8・25富士通スタジム川崎大会参戦選手として、佐野直、立花誠吾、松本浩代を発表。加えてこの日のランブル出場者は優先的に出場するだろうとのこと。さらに「(富士通スタジアム川崎大会の)ダークマッチとはいえ、佐藤光留興行の重要な試合に出るということは、他団体からのオファーが来やすいということです。先日も某方舟から『あの選手を使っていいか?』というオファーが来まして、『どうぞどうぞ。そこの選手との試合が見られるなんて夢のようです』と答えたところ、久保田ブラザーズとの試合が組まれるという……オファーを受けるほうも、受けるほうもなかなかの展開になっています。去年エル・デスペラード選手が出たことで、今年も出るんじゃないかと新日本ファンが4人パイルドライバーにチケットを買いに来ました。キッパリと『今年は出ません!』と答えたところ、2人しか買っていきませんでした。ですが、とりあえず決まっていることは先ほどの3人の出場と、ノーコンプライアンスプロレス提供試合を昼の第一部中にやります。もうどうなってもいいという覚悟を感じていただければと思っています。我々は真面目にプロレスをやっていますので、これがどれくらい大変なことかって週刊プロレスを買って参りました。(今週号の週プロを広げながら)俺がエル・デスペラードを呼んだときも2ページでしたが、新木場で(立花が)斎藤ブラザーズをオーバー・ザ・トップロープ(以下OTR)で倒したら2ページですよ! この立花誠吾とこれから闘える権利でこの試合で決めるわけです! これはもうプロレスというよりも武道である! そう、武道ということは武道掣圏であります! 武道掣圏ということはこれから始まるランブルは、通常のフォール、ギブアップ、OTRに加え、ガッツポーズやリング上で笑顔を見せるような行為があった場合は即反則負け! 武道掣圏ルールを取り入れた堅い試合に仕上げたいと思います! 実は今日、当日参加でもう一人選手が来ています。この7人の中から立花誠吾と闘える一人が決まります!」と挨拶。

立花誠吾とのダークマッチ権争奪ランブル、1人目は塚本竜馬(フリー)、2人目は透明人間(当日参加)。リングアナを務めた光留が体感で4分くらいのときに「30秒経過」とアナウンスして場内がざわつき、透明人間相手に塚本が体感で約7分くらい闘い抜いたところで3人目の斎藤拓海(花鳥風月)がリングイン。塚本が斎藤をキャメルクラッチに捉えると、透明人間が塚本をチンロックに捉える。その後、4人目にセレジェイラ(Magic Box)、5人目に田馬場貴裕(IMPACT)、6人目にKURO-OBI(トライフォース柔術アカデミー)、最後の7人目として前口太尊(飯伏プロレス研究所)がリングイン。太尊が強烈な蹴りを叩き込んでいくと、佐野レフェリーが危険が行為と見なし、「太尊は蹴り禁止ルール」が追加される。さらにKURO-OBIとセレジェイラの関節技も危険の見なされ、「柔術着を着ている選手の関節技禁止ルール」も追加される。ここで試合中にもかかわらず、8・25富士通スタジム川崎大会を欠場する2が歌で選手たちを激励。しかも2が音程を取れなくなるので静かに試合をしろと無茶な要求。すると全選手で静かに透明人間を抱え上げ、歌っている2の背後から場外に投げ落とし、OTRで透明人間が失格に。続いて太尊がタイソンスプラッシュで田馬場から3カウントを奪うが、思わずガッツポーズしてしまう。これを佐野レフェリーに反則だと言われた太尊が、佐野レフェリーにドロップキックを見舞ってしまい反則で失格に。関節技を禁止されているKURO-OBIとセレジェイラが、奇しくもグラウンドの展開になってしまい、お互いに思わずアキレス腱固めをかけようとしていると、塚本と斎藤が上からカバーして3カウント。これで柔術家の二人も失格に。

残るは塚本と斎藤の二人となったのだが、ここで2が「そんなことじゃ川崎のダークマッチは遠いぞ!」と言い出して、野球のバットを持ち込んで「これは何のバットでしょうか?」と、突然大喜利を要求。大喜利対決は筆舌に尽くせぬカオスな対決となり、判定の結果、斎藤が勝利したが、勝敗とは関係ないため試合は続行。斎藤がコーナーに登ったところで、今度は8・25富士通スタジム川崎大会を欠場する2が挨拶。子供の頃FMWが好きだった2は、FMWが好き=川崎球場が好き、そして大学のときにアメフトをやっていた関係もあり、コロナ禍に野外で興行を出来る場はないかと佐藤光留から聞かれた際に旧川崎球場、現富士通スタジアム川崎にダメ元で話を持っていったところ見事にプロレスでの使用にこぎつけた話をしはじめる。場内が「何を聞かされているんだろう」という空気が漂う中、そんな思い入れがあるはずの川崎大会を今年欠場する2は「今日みんなでゲームやろうと思って」と言って、持ち込んだ麻雀牌をリング上に広げる。観客の子供(佐野Jr)も入り、2、塚本、斎藤、佐野Jrで麻雀をやろうとしたものの、誰もルールが分からないという地獄の状態となり、結局プロレスを続行することに。リング上にバラ撒かれた麻雀牌の上に塚本が斎藤をボディスラムで叩き付け、なぜかハードコアマッチ状態となったが、ブレーンバスターを狙った塚本を斎藤が首固めで丸め込んで逆転の3カウント。

8・25富士通スタジアム川崎大会のダークマッチで立花誠吾との対戦が決まった斎藤は「勝ちました! 個人的なことになるんですけど、光留さんの興行、JEEEPに昔から出たくて。やっと(今年)出られて、あの舞台に立てて、その思いで半年? 光留さんの興行にいっぱい出させてもらっているんですが、ずっと野球をやってきて川崎球場にも思い入れがあります。JEEEPといい、野球場といい、夢を叶えてくれている光留さんの興行、これから出続けたいと思っているので。まずは来月の川崎球場、立花さん……立花さんも試合してみたかったです! 皆さんにインパクトが残るような試合をするので、川崎球場でお待ちしています。ありがとうございました!」と挨拶して大会を締めた。

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