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ニコプロpresentsハードヒット「KEJIME」

ニコプロpresentsハードヒット「KEJIME」

ニコプロpresentsハードヒット「KEJIME」
日時:2018年12月29日(土)
開場:11:30
本戦開始:12:30
会場:東京・新木場1stRING
観衆:過去最高(超満員札止め=主催者発表)

ダークマッチ① 本戦出場者決定トーナメント1回戦 5分1本勝負
安藤雅生(フリー)
0分45秒 ヒールホールド
渡邉龍太郎(DDT松山)
ダークマッチ② 本戦出場者決定トーナメント1回戦 5分1本勝負
清水来人(夢闘派プロレス)
1分44秒 アームロック
田馬場貴裕(ねわざワールド品川)
第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
野村卓矢(大日本プロレス)
阿部諦道(浄土宗西山深草派)
4分52秒 腕ひしぎ十字固め
飯塚優(HEAT-UP)
井土徹也(HEAT-UP)
第2試合 グラップリングタッグマッチ 15分1本勝負
青木篤志(全日本プロレス)
服部健太(花鳥風月)
7分38秒 フェイスロック
宮本裕向(666)
岡田剛史(T.K.ESPERANZA)
第3試合 キックボクシングルール 3分3R
唐澤志陽(M16 TOKYO)
3R 0分45秒 TKO(タオル投入)
SUSHI(フリー)
第4試合 シングルマッチ 10分1本勝負
関根シュレック秀樹(ボンサイ柔術)
6分22秒 TKO(ジャーマンスープレックス→レフェリーストップ)
鶴巻伸洋(フリー)
第5試合 シングルマッチ 10分1本勝負
ヨシタツ(フリー)
7分40秒 ヨシタツ幻想
小林裕(フリー)
ダークマッチ③ グラップリングマッチ 5分1本勝負
依光健太郎(GG行徳ロッキー川村ism)
5分00秒 時間切れ引き分け
鈴木裕太(トレーニングGYM FB)
ダークマッチ④ 本戦出場者決定トーナメント決勝戦 5分1本勝負
安藤雅生(フリー)
2分15秒 腕ひしぎ十字固め
清水来人(夢闘派プロレス)
※本戦出場者決定トーナメントは清水が優勝。
第6試合 シングルマッチ 10分1本勝負
和田拓也(フリー/第1回THE IRON WRESTLER TOURNAMENT優勝者)
6分34秒 チキンウイング・アームロック
松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)
セミファイナル シングルマッチ 10分1本勝負
鈴木秀樹(フリー)
7分59秒 変形V1アームロック
ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)
メインイベント シングルマッチ 15分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)
9分41秒 アキレス腱固め
髙橋“人喰い”義生(藤原組)

ダークマッチとして本戦出場者決定トーナメント1回戦が2試合おこなわれたあと、主催者である佐藤光留が登場。光留はまず指定席が完売したことを報告すると、今回は今回は内柴正人氏が来場した2017年12月30日の新木場大会以上の売れ行きだという。なぜそうなったのか「よく分からない」と言う光留だが、「このルール、このプロレスを応援してきてくれた方々の、そしてついてきてくれた選手の、携わってくれたすべての人の結果だと思っています。それ以上のものも、それ以下のものも、それ以外もないと思っています。それにプロレスラーが応える、その思いにつける“KEJIME”っていうのは試合しかないと思っています。今日はもう選手に思いきりやってくれ、それだけ伝えています! 自分自身も今日この日を迎えるにあたって、いっつも一生懸命練習はしていますが、KEJIMEがつけられる、これぞKEJIMEだ、そういうプロレスが出来る練習を積んできたつもりです。すべてはこのリングの上で、この試合が結果だと思っています。一生懸命がんばるのは当たり前の話ですが、それでもハードヒット一生懸命頑張ります! 本日は最後までゆっくり、そして激しく、時に楽しくご観戦いただければと思います」と挨拶。その後、ニコプロが制作したルール説明VTRがスクリーンで流された。

 

第1試合は野村卓矢&阿部諦道vs.飯塚優&井土徹也。少し前まではハードヒット内で一番の若手だった阿部&野村と、現在のハードヒット内一番の若手と言っていい井土&飯塚の対戦。野村と飯塚の先発で試合開始。体格で勝る野村がプレッシャーをかけていくが、飯塚もグラウンドに持ち込むといきなりロシアンリバースプラッタ。さらにアームロックへとつなぐと、野村はロープエスケープ。先手を取られた野村だが、落ち着いた様子で掌底を叩き込んでいく。片足タックルで逃れようとした飯塚だが、野村は阿部にタッチ。ガブってからグラウンドに持ち込んだ阿部はネックロックでロープエスケープを奪う。もう一度グラウンドに持ち込み、バックマウントからレッグスプリット、ニーロックに捉えた阿部だが、飯塚も腕十字で切り返す。ならばと阿部がアンクルホールドに捉えると、ロープにエスケープした飯塚はそのまま井土にタッチ。タックルからバックを取った井土だが、阿部はボディシザースに捉えた井土の両足をロックしてエスケープを奪う。続いて野村が掌底アッパーを打っていくが、バックに回った井土はジャーマンで投げて胴絞めスリーパー。これは野村がロープにエスケープ。タックルでテイクダウンした井土だが、後転してマウントを取った野村は腕十字を決めてタップを奪った。

 

第2試合は青木篤志&服部健太vs宮本裕向&岡田剛史のグラップリングタッグマッチ。これがハードヒット初参戦の宮本は666の無秩序無差別級ベルトを腰に巻き、火祭り刀を手も入場。青木と岡田の先発で試合開始。テイクダウンした青木だが。奥田は両足を広げて捕獲すると、下からの三角を狙う。これを腕十字で切り返した青木だが、岡田も切り返し、お互いにアキレス腱固めを狙ったところで、岡田は宮本にタッチ。バックを取った宮本だが、バックを取り返した青木はひとまず服部にタッチ。猪木-アリの体勢から下の宮本はスモールパッケージのような体勢で丸め込んで岡田にタッチ。回転しながら三角やアームロックを仕掛けていく岡田だが、服部もどうにか防御。腕を取った服部だが、足関節にスイッチ。岡田が逆に足関節を取りにいくと、服部は青木にタッチ。アームロックを狙っていく岡田だが、うまく腕を抜いた青木はうつ伏せの岡田をリフトすると、強引にジャーマンで投げる。岡田も下からヒールホールドを仕掛けていくと、青木はうめき声をあげながら服部にタッチ。宮本がガブって強引に持ち上げようとするが、逆に服部がリバースで切り返す。しかし宮本はヘッドシザースで切り返すと、リバースパワーボムのような体勢から強引にジャーマンで投げ、さらにニーロックに捉える。そこから足をデスロックで固定した状態でフェイスロックに捉え、粘る服部からタップを奪った。

 

第3試合は唐澤志陽vsSUSHIのキックボクシングルール3分3R。マスク、ワサビ色のキックトランクス、裸足、ボクシンググローブという出で立ちでSUSHIダンス。唐澤もマスク姿で入場したが、当然こちらは試合前に外してしまう。まずは前に出て左右のパンチを連打していったSUSHI。圧力をかけていくSUSHIに対し、唐澤は打たせながらもガードを固め、要所要所でローやボディブローを打っていく。1R残り1分の段階でやや疲れが見えるSUSHIだが、前に出てパンチを出す。しかし唐澤はうまくかわしながら、ローとボディ。2R、いきなり強烈なボディブローをもらったSUSHIだが、それでも圧をかけるように前に出る。ハンマーパンチを振り回していくSUSHIだが、唐澤は左ローを連打。SUSHIの腿にミミズ腫れが見えたところに、ボディからのローでSUSHIがダウン。どうにか立ち上がったSUSHIは必死にパンチを打つが、ボディで動きを止めた唐澤は後退するSUSHIにボディブローを連打。ガードを上げず、敢えてSUSHIのパンチを顔面にもらった唐澤はボディからのローで2度目のダウンを奪う。それでも立ち上がったSUSHIだが、唐澤はカウンターのボディ。3R、披露困憊のSUSHIだが、後退しながらもローを出す。しかし唐澤は執拗なボディブローを連打。ついに動けなくなったSUSHIはスタンディングダウン。そのまま崩れ落ちるように倒れ、KO負けとなった。

 

第4試合は関根シュレック秀樹vs鶴巻伸洋。Uに憧れた関根がRINGSなどで活躍していた鶴巻と対戦。ローからのハイを打っていった鶴巻だが、関根はガードを上げてハイのみをガード。ならばとローを入れていく鶴巻だが、効いてないとアピールした関根。ならばと足関節を取りにいった鶴巻だが、関根は逆にマウントを取っていく。それでも鶴巻はアンクルホールドを仕掛けていくが、うまく立ち上がってマウントを取った関根はアームロックを狙う。防御する鶴巻だが、胴絞め片羽絞めから腕十字を狙う関根。必死にクラッチする鶴巻だが、関根はガードポジションからオモプラッタ+アンクルホールド。逆にアンクルを仕掛けた鶴巻だが、お互いに一旦離れる。胴タックルからバックドロップの体勢で持ち上げ、そのままマットに叩き付けた関根。ダウンした鶴巻だが、カウント9で立ち上がる。今度は低いタックルからバックに回った関根だが、鶴巻はビクトル投げからアキレス腱固めで切り返す。ロープにエスケープした関根にローからタックルを狙った鶴巻だが、潰して上になった関根はボディへのパウンド。これで悶絶した鶴巻はダウンを取られるが、どうにか立ち上がる。再びバックを取った席ねは必殺のジャーマンで投げていく。その瞬間、レフェリーが試合をストップした。

 

第5試合はヨシタツvs小林裕。ハードヒット初参戦のヨシタツと、田村潔司の遺伝子を継ぐ小林の異色対決。マスクを被り、リングサイドの観客とハイタッチしながら入場したヨシタツだが、この日はレガースにバトルトランクス姿の“バトル・ヨシタツ”モード。手拍子して自分ペースを作ろうとしたヨシタツは「蹴ってこい」と左腕を出していくが、小林は鋭いミドルを叩き込むと、バックに回って腕十字を仕掛けるヨシタツもアキレス腱固めで切り返そうとするが、小林はすぐに脱出。ヨシタツの前蹴りをキャッチして倒した小林だが、ヨシタツもグラウンドテクニックで小林を攻め込ませない。それでもマウントを取った小林はボディへのパンチから腕十字を狙う。クラッチが切れた瞬間、慌ててロープにエスケープしたヨシタツ。蹴り合いからグラウンドでヘッドロックに捉えたヨシタツだが、首を抜いてバックに回った小林。ヨシタツもバックを奪い返すとバックドロップを狙ったが、小林はロープを掴んで阻止。エスケープとなったが、小林は片足タックルからテイクダウンすると、バックマウントを取る。逆にバックを取ったヨシタツはヒザ十字へ。しかし小林はサイドにパスしてからスピニングチョークを狙う。これを防御したヨシタツはマウントを取ると腕十字へ。これをSTFで切り返した小林は、そこから腕十字へスイッチ。立ち上がったヨシタツに小林はミドルの連打からジャンピングハイ。倒れたヨシタツを袈裟固めに捉えた小林だったが、ヨシタツは必殺のヨシタツ幻想(ファンタジー)で切り返して逆転勝利。

 

第6試合は和田拓也vs松本崇寿。不完全燃焼だった第1回THE IRON WRESTLER TOURNAMENT決勝戦。その“KEJIME”をつけるため、今度はハードヒットルールで再戦することに。いきなり松本の足に絡みついていった和田だが、松本はうまく防御。猪木−アリ状態から腕十字、さらにアームロックを狙った和田だが、松本は両足を巧みに使って防御。またも猪木−アリになると、和田は側転パスガード2連発からアキレス腱固め。クロスヒールホールドにスイッチした和田だが、松本は極めさせない。逆にゆりかもめのような絞め技に捉えると、和田は慌ててロープにエスケープ。低い体勢から仕掛けようとした松本に、カニ挟みからアキレス腱固めを仕掛けていった和田。だが、ガブって極めさせない松本は変形のアームロック。強引に脱出した和田はビクトル投げから足を取りにいくが、松本はバックを取る。回転しながら腕を取って十字を狙った和田だが、これも極まらない。掌底で前に出た和田は、突き飛ばしてタックルを狙った松本の顔面にカウンターのヒザ。ダウンした松本だが、カウント8で立ち上がる。寝た状態から足を使って組み付いた松本は三角絞め。さらに腕十字にスイッチしたが、和田は辛くもロープエスケープ。残り1ポイントとなった和田をフロントネックロックに捉えた松本だが、和田はそのまま肩口まで持ち上げるとエメラルド・フロウジョンのような体勢で叩き付け、そこから一気にチキンウイング・アームロックに捉えてギブアップを奪った。これで和田が寝技の鉄人トーナメントにキッチリとKEJIMEをつけた形となった。

 

セミファイナルは鈴木秀樹vsロッキー川村。お互いにニーパットもレガースもつけていないため前蹴りのみ有効だが、鈴木はレフェリーに対して「NO」。脇の差し合いからグラウンド状態になると、川村が脇腹にパンチ。鈴木はヘッドロックで抑え込むと、ガブっていくが、うまく脱出した川村はスタンドで牽制。タックルに行った鈴木だが、潰した川村は頭部に掌底。強引に腕を取ってねじ曲げようとする鈴木だが、川村はうめき声をあげながら耐える。鈴木はニーオンザベリーから川村の足首を極めていくが、どうにか脱出した川村は上になる。しかし鈴木は下からアームロック。腿にパンチを落として脱出した川村は逆にアームロックを仕掛けるが極まらない。ならばとヨーロピアンサイドヘッドロックのような形で絞めていった川村だが、これも脱出した鈴木はマウント。うまく立ち上がった川村鈴木をロープ際に追い込むと、脇腹にパンチを叩き込んでダウンを奪う。すかさずラッシュをかけようとした川村だが、ガブっていった鈴木はダブルアームの体勢に。腰を落とす川村だが鈴木は強引に投げると、そのままリバースフルネルソンホールド。ロープに逃れた川村は密着してぼボディブローから、右のフック掌底2連発でダウンを奪う。カウント8で立ち上がった鈴木にラッシュをかけた川村だが、絡みついた鈴木はコブラツイストの体勢から押し潰して、ハーフネルソンに捕らえると、そこから変形のV1アームロックを強引に極めてタップを奪った。勝った鈴木は川村と握手をすると、和田良覚レフェリーに蹴りを入れてから、お詫びとして勝利者賞のTENGAを渡そうとしたが、和田レフェリーは受け取らなかった。

 

背脂らーめん宮本presentsとして行われたメインイベントは佐藤光留vs髙橋“人喰い”義生。試合前、髙橋へのスペシャルプレゼンターとして、何と『風になれ』に乗って鈴木みのるが登場。ハードヒットのリングを跨いだ鈴木は「俺さ、コイツと初めて会ったの17歳だぞ。長い付き合いなんだよ。今日はオマエの生き様、見せてもらいにここまで来たぞ。ガンバレよ」と言って髙橋に花束を手渡すと、光留にも近づいていきひと睨みしてリングを降りた。

力のこもった握手をしてから試合開始のゴングが鳴ると、髙橋が掌底で踏み込む。かわした光留は髙橋のタックルに合わせてカウンターの掌底を叩き込むと、カメになった髙橋に組み付く。バックを取った光留だが、髙橋もレッグロックを狙う。防御した光留に対し、ヒザ十字を狙った髙橋だが、極まらなかったため両者立ち上がる。ボディブローで飛び込んだ髙橋は、続いてストレート掌底。これをかわした光留はタックルを狙った髙橋にカウンターの蹴り。ちょうどヒザが顔面に入ってしまった髙橋はダウン。朦朧としながらも立ち上がった髙橋にミドルを連打した光留だが、蹴り脚をキャッチして押し倒した髙橋はアームロックを狙う。腕を抜いた光留はボディにパンチを落とすと、バックを取る。脇にもパンチを入れていった光留はカメになる髙橋の側頭部に掌底。さらにガブってからサイドにパスすると、ボディへのパンチと顔面への掌底を打ち込んでいく。嫌がる髙橋は電光石火のヒザ十字固め。慌ててロープに逃れた光留だが、髙橋のダメージも深い。右ヒザに大きなダメージを負った光留だが、それでもミドル。だが、ヒザの痛みで動きが止まったところに髙橋はタックル。さらにレッグロックを極めていくが、光留はどうにか脱出。サイドからヘッドロックに捉えた光留だが、極まらないとみて立ち上がる。ミドルを連打しうる光留だが、それでも組み付いていった髙橋はグラウンドに持ち込む。これをヒザ十字で切り返した光留はサイドにパスして顔面に掌底を打ち下ろす。さらに回転しながらアンクルを捉えると、そこからアキレス腱固め。リング中央で極まり、動けなくなった髙橋は悲鳴をあげながら粘ったが、ついにタップした。

試合後、大の字に転がった光留に声をかけた髙橋は座礼。光留も座礼をすると、先に立ち上がった髙橋は光留と握手。そして一礼してリングを降りた。そんな先輩の背中を見送った光留は一礼すると、歯を食いしばってから「ありがとうございました」と観客に一礼し、マイクアピールをせずにリングを降りた。

【プロデューサーの大会総括】
ーー総括をお願いします。
光留 各々のKEJIMAがついたなと。つかないのもプロレスでしたけど。もっとこうしたい、年内最終試合でしたから負けて悔しいって人もいっぱいいたと思いますけど、次のステップはやっぱり坂道じゃ出ないですから。やっぱり階段なんで。今日一歩下がった人は、次上がるために一歩下がった。それもKEJIMEなんで。今日見て「俺も」「ワタシも」と思った人がいると思います。そういう意味じゃ実はKEJIMEって(大会名に)つけていなくても、毎回KEJIMEだなと思います。
ーーとくに寝技の鉄人トーナメント決勝が不本意だった和田選手としては、今回ガッチリKEJIMEがついた格好になったかなと。
光留 でもKEJIMEついたなって思っているのは、たぶん和田さんだけだと思いますね。(松本)崇寿は悔しいと思いますし。このスタイルが好きだって言ってくれる人も、もちろんボクはありがたなって思うんですけど、やっぱり勝った・負けたで悔しいって思う選手もいるし。でも悔しいって思う選手を見るのが好きだって人もいるんです。それに胸を打たれるって人もいるんです。見方はそれぞれ。ただこっちは全力で発信するのみです。とにかく全力です。
ーー佐藤選手もメインで髙橋選手に勝ったものの、マイクもなく感極まった表情されてましたが。
光留 髙橋さんがギブアップする以上につくKEJIMEってないんですよ。だからボクのマイクもいらないですし、お客さんが「え、帰っちゃうの?」って顔してるのもいいです。だって満場一致がKEJIMEじゃないんで。満場一致は納得です。常にKEJIMEが納得してるとは限らないですから。あれはどういうKEJIMEだったんだろうかって、各々考えてくれればいいし。ボクはもう今、唇が穴開いているので。それと髙橋さんがギブアップしたのが見えていたので、それがもう髙橋さんのKEJIMEだと思います。
ーー年内最終興行を超満員で終わることが出来ましたが、まだ次回大会の開催は発表されていません。2019年のプランは?
光留 今もう会場を探すので手一杯なので、どこかいい会場があったら。もしかしたら一発目が地方になるかもしれないんで。今日のお客さんの熱量を地方にも届けたいなと思うので。見たいって声が多いので。
ーー改めて高橋義生からギブアップを奪った思いは?
光留 うーん……まぁボクの気持ちはあるんですけど、それは見てもらって「佐藤はこう思っているんやないか」っていうのが全部正解だし、例えそれがボクの思っている気持ちと違っても、それはもう見た人の気持ちが正解だと思います。はい。
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